語り部ってなあに? 何するの? 何してるの?
◆語り部ってなあに?
・語り部とは、伝承話の民話、昔話、神話、歴史的史実、方言、格言、家訓を
語り継いでいくことである。
・人が人として生きていく心≠受け継いでいくため、誠心誠意口承する。
・語り部として、それぞれの専門内容を確立し世に伝える。
(語り部の定義)
◆語り部宗家冨田流の趣旨
ことだま幸わう国≠ニいう言葉がございます。
幸せな国とは、やさしく、思いやりのある言葉で、溢れる 国だというのです。
その昔私達は、意思伝達や思考、感情を、言語や、手振り 身振りを、媒介として行なっておりました。 そのような中、言い伝え、戒め、教訓、提言、予測、祝い、 地方の方言や家訓などの伝承や伝説を、語り伝えるのを職業 とし朝廷にお仕えしたのが「語り部」です。 やがて発達した文字文化の力に因って、「語り部」は、歴 史の中に埋没することとなりましたが、文字を知らない民衆 のなかでその言葉と「語り部」は、時代を越え存続したので す。
図らずも、忘れ去られようとした言葉。
人が人として生きていくうえの大切な心を、先人の知恵を 伝承する。
言葉や心には、古いも新しいも無く、魂の籠った真心が、 ことだまとなり生き続ける文化。
冨田流は、「語り部」として、この伝えるべき言葉の文化 を、永久に口承致します。